I'll protect you.
第20章 高校生
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学校の前に貼り出されたクラス表を眺める
この学校はA〜Fクラスまであって全部で6クラスだ
「俺ら同じC組だぞ!」
うるさくなりそうだな…
一応、全てのクラスの名前を確認
”姫路 優”の名前を探してしまう自分がいた
「…この学校にユウはいないな」
コウの悲しそうな顔が俺らの表情を曇らせる
あの日、突然いなくなったユウ
なんで、何も言ってくれなかった?
疑問と後悔は尽きないけど、
ガキだった俺らにはきっと何もできなかった
…優が何も告げずに俺らの前から去ったこと
俺は、いつか帰ってくるためだって
信じてるから