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I'll protect you.

第21章 初恋の人





「涼太、今日はもう帰れ。


その顔で学校にいたらマズイ…


俺がここまで言うのはお前のためじゃない。


彼女のためだ」




教師にこの明らかに喧嘩しましたって傷を見せるのは



彼女のためにならない



教師にこのことが知られれば、昨日の出来事を話さなきゃならない



それは、もっと彼女を苦しめることになる





「…わかった」




そう言って涼太は鞄を持って立ち上がって教室を出て行った



最初に教室に入ってきたのが俺でよかった



今回だけ盗撮魔に少しだけ感謝した



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