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I'll protect you.

第22章 ユウと優

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夕方のオレンジの陽射しが部屋の中まで色をつける




マナちゃんを駅まで送り、俺らはとりあえずシンの家に集まった



誰も言葉を発しずに、ただ時間が過ぎていた



ユウの兄



血の繋がらない家族



肩身の狭い思いをしてきたんだろうな…



実の父が亡くなって、残されはユウはどんな気持ちだったかな




どうやったらユウを助けれる?





でも…








もしも、






ユウがその兄のことを本気で思っていたら?







俺らが関与して、






血の繋がりはなくてもユウの家族の仲を壊すんじゃないのか?






俺らが、助けようとすること自体







ユウは望んでいないんじゃないか?






俺らはどうしたらいいんだよ…







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