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I'll protect you.

第27章 過去

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「ュゥ…!…ユウ!!

起きろ!!飯食いに行くぞ!!」




体を揺さぶられているのに気付いて、目を開けた




『…うぅ〜。今何時?』


「6時15分

シンの家で飯だ。その時にでもみんなに話す…?」




カナは私の隣にドカッと座ると私の顔を覗き込んだ。



心配そうな目と、驚くほど整った顔にすこし照れながらも、私は頷いた。




「俺もみんなと一緒に聞くことにするよ」




カナは私の頭に軽く手を置いて、あやすように優しく撫でる。




「ユウは一人じゃないからな?」



目を細めて微笑むカナ



急にどうしたんだろ……?



少し、疑問を抱きながらも、カナの言葉は素直に嬉しくて私は



『わかった!ありがとう』



って、言ったんだ





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