I'll protect you.
第33章 10年越しの想い
カナに自分の想いを伝えた日
少しカナと話してから家に帰ったものの
部活はなくとも選抜の練習がある俺はすぐに準備をして家を出た
……選抜なんてなくなればいい
なんて思い始めたくらいだ
部活と選抜に時間を奪われている俺の時間は
流れるように進み
気が付けば夏休みが3日後に迫っていた……
「まだ言えてないんかい!
何をしてたんだお前は!
ヘタレか!!」
「あれはしゃーないわ……
でもさ、お前夏休み中選抜の北海道合宿あるんだろ?
今のうちに言わないと1ヶ月近く会えなくなるぞ」
「……そーなんだよな」
……選抜…
なんで選ばれたんだよ俺は……