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I'll protect you.

第34章 初カノ初カレ

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『もうこれわかんないよ!!』



『なんで回答が付いてないのさ!

あのクマ~~!!』



『ノート見てもわからないって相当ヤバイよねうちら……』



宿題の難しさに焦りを感じた私は、同じクラスの葵(アオイ)と早紀(サキ)と私の家で勉強をしていた。



『優さー、今回のテスト97だったんでしょ!?

教えてよー!!』



ただでさえ暑いのに早紀が私に抱き着いて離れない



『テスト範囲のところはわかったんだけど……

前前回のテスト範囲のところが……』




シン君に教えてもらったところしかわからない……




『……そもそも!

なんであんだけ数学できない優が97点なんてとれたの!?

カンニング!?』




『失礼な!

カンニングなんてする筈ないでしょ!

する度胸もないんだから!!

あの点数は私とシンく……じゃなかった!

私の努力の賜物なんだから!』




葵は私の腕を押さえつけてきた



『……私と…?

誰に教えてもらったのか言いなさい!』



うっ……



『言わないと……こうだよ!』



早紀は逃げられない私の脇腹をこちょばして来る




『アッハハ!やめてッ!

お願い……ひぃぃーー!!』




『じゃあ、正直に言いなさいよ!』





『シン君!!シン君とだからッ!』






その単語に早紀はこちょばす手を止めた。


私は笑いすぎて出た涙を堪えながら二人を見ると二人は口を両手で抑えながらこちらを見ていた









『『えーーーーーー!!!!?』』





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