I'll protect you.
第37章 独占欲
その日、俺は神崎と一緒に選抜を休んで坂口って奴を探したんだ。
それでもわからなくて。
神崎がいろんな人に聞き回ってようやく情報を手に入れたんだよ。
月曜日
藤宮と坂口がいつも一緒にいるって
俺は月曜日の放課後
俺は一人、2年生教室へと向かった。
教室の前に立ち、窓から中の様子を伺う
……ッ!!
「こいつ、ダメだわ。
相性悪すぎ
この女、淳にやるよ」
『……ぅ…っ!!……ひど…い……っ…
最低……っほんとさいっていよっっ!!!』
「優の代わりにもならねーなこんな女
いらねーわ」
……代わり…?
モノみたいに扱って
──────ガラッ!
「坂口ってお前か?ヤリチン」
優を傷付けたお前を
絶対に許さない