
I'll protect you.
第40章 受験生
「優、結果発表見に行く?
それともネットで調べる?」
『発表って今日か……
めんどくさいから家で見る』
「りょー」
カナはPCを開き、電源をいれた
PCが起動している間に光輝君に電話をかける
「結果家で見るらしいからお前も来いよ」
カナは光輝君にそれだけ言って電話を切った
いつもなら、焦ってアタフタしているカナがやけに大人しくて変な感じ……
『カナ…なんでそんな静かなの……』
「……きんちょー…してるから……」
『でも、試験は手応えあったって……』
「……あったけど、わかんねーじゃん…」
カナの気持ちはわからなくもないけど……
こんなカナ見たことない……
「椎名 光輝!ただいま参上!」
光輝君の家から徒歩4分のところにある、今私達が住んでいる2LDKの部屋。
カナと暮らすことになってから、すぐに引っ越してきた。
「結果見ようぜー!」
光輝君はいつもと変わらず、緊張で大人しくなっているカナとは正反対だ。
『「「……」」』
それぞれの番号を探しながらスクロール……
『「「あったーー!!!!!」」』
