I'll protect you.
第9章 優しさ
…いいのかな……
こんなお世話になってしまって…
するとシン君が戻ってきた
「ごめんなー
うちの母さんしつこくて
飯できたら声かけるって」
『全然!
こちらこそ遅くまでお邪魔してしまってごめんなさい』
するとシン君が笑った
「俺が無理矢理連れてきたんだから
そんなこと気にすんな!」
…綺麗な笑顔……
近くで見たら目も微妙に青っぽい…
シン君ってハーフなのかな?
英語の本もいっぱいあったし…
するとシン君がまっすぐ私を見つめる
目と目があって妙に緊張する…
「…よかった……」