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ショートラブストーリー

第3章 高橋×真由美

「オーナー、みどりさん。おはようございます」

俺は店に入ると、早々と開店準備してる二人に声をかけた。

「お、悪いな。初デートの邪魔して」

「そーいう事大声で言わないで下さいよ」

「あら、そーなの!?彼女出来たの!?」

みどりさん、そこに食い付くか!?

「で?了解取れたのか?」

オーナーの問いに、俺は外から真由美ちゃんを呼び込んで確認する。

「今日1日だけですからね!!」

「おぅ、助かるぜ。よろしくな」

「あ、はい。よろしくお願いします」

二人に頭下げて挨拶してる真由美ちゃんに、俺は手を合わせて謝っていた。



今朝の電話の内容はこうだ。

今日シフトに入ってる喜美子さん(オーナーの奥さん)がインフルエンザにかかって、暫く休むとの事で。

「そーいう訳だから、今日出てこい」

「はぁ!?無理です!!俺、これからデートですから」

「ふーん…なら、彼女も連れてこい。ホールやってもらえりゃ俺も助かるし、お前も一緒にいられるからいいだろ!?」

いいだろって…それってデートじゃないし!!

「どうせお前出勤なら彼女暇になっちまうから丁度いいじゃねぇか。じゃあな」

いいたい事言って切れた携帯見つめ、俺は頭を抱えた。



その後

真由美ちゃんに電話すると

「大変だね…うん。いいよ、あたしで力になれるなら」

なんていいコなんだ~!


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