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年下なんて関係ないっ!

第1章 出会い

すごっ。あの距離をこの速さで走るなんて。
そうか。今日が初出勤なのね。

青年が電車に乗ってから、何駅か通り、少し電車が空いた時だった。

うわっ。やだっ。

私の太ももを触ってくる気持ち悪い手。

その手の先を見ると、脂汗をかきながら、私をいやらしい笑顔で見つめてくる男がいた。

またか…。

日常茶飯事だったので、私は慣れていた。

たぶん、途中でやめるだろう。

そう思って、あたしはやり過ごすことに決めた。


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