
もっとして♡
第6章 マジメ姉ちゃん
友1「マジで!?よっしゃ!!
じゃあ早速なんだけど、お前って最近名字が変わられた“あの”神原 彩先輩と兄弟なんだろ!?」
…………
興奮してるせいか結構大きめ、いや、だいぶ大きめの声で俺が微妙ーに誤魔化していた兄弟説をバラシやがった。
さて、どーする。俺。
クラスが静まり返り、全員の視線を一気に感じているんだが。
「……なんのことかな?」にこっ
俺はとびきりの❪黒❫笑顔で誤魔化そうとしたが
「そう誤魔化すなってぇ!俺、お前ん家から先輩が出てくるの見たし、その後お前も出てきてたし!
もっと言うと写真撮ったから証拠もあるぞ!」
そう言って携帯でその画像を探してるダチに俺は………………
ガンッ
「ッ痛ってえええぇぇぇー!!」
無言でスネを思いっきし蹴ってやった。
スネを抱え込んで転がり込んだダチと同時に
ドドドド
と効果音が聞こるくらいに一斉にクラスの男どもが俺めがけて走ってきやがった。
「「彩先輩に彼氏はいないのか教えてくれー!!」」
「「彩先輩のLINEのIDでも電話番号でもメアドでもいいから教えてくれー!!!」」
………あ、俺。死ぬな。
と、俺が死の覚悟をしたとき。
女「ねぇあれ見て!!」
今度はクラスの女が窓の外を指さした。
バッ
クラスの視線が一斉に窓の外を見る。
俺も一緒に。
そこには………
