秘密のカップル
第4章 廊下で
もちろんその通りだけどさ。
梨華「そっ、そーだよ。彌勒は彼氏といい感じ?!」
彌勒「まぁね(はあと)」
言葉の後ろにハートマークが見えました
毎日あんなに欲求不満だの、エッチしようだの言ってきてた弘樹が、
今私にキスしかしないの。
それもフレンチキスってかんじ。
ディープキスじゃない。
これって…倦怠期っていうやつ…なの?
いや、でもキスはしてるし…
でもいつものキスではない…
うーん…
悩みながら弘樹の方をみると、
弘樹は後ろを向いていた。
やばい、目があった。
どんな反応してくれるのかな…?!
弘樹「…」
弘樹は何も言わず、
黒板の方に視線を戻した。
梨華((うそ…どうして?))
私の目には涙が溜まっていた。
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