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禁断兄妹

第2章 悪戯



あああ‥‥っ!!


声を上げることだけは耐えたけれど
びくんと身体が震えた。

布越しでもはっきりと感じる
熱い指の感触

その指が
あそこの溝をなぞり上げるように
ゆっくりと動き出した。


ああッ‥‥?!
いや、いやぁ‥‥っ!!


声を上げてしまいそうになるのを
唇を噛んで必死に堪える。

もうだめ
やめて

心の中で叫ぶけれど
指は動き続けて

微かに聞こえるお兄ちゃんの呼吸が
熱っぽくなっていく。

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