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禁断兄妹

第13章 ごめん萌


無意識にごくんと喉が鳴って
俺は我に返った。


「こんなに喋ってたら、又熱が上がっちゃうな、出てくわ」


反射的にそう言うと
立ち上がろうと腰を浮かせた。


「えー、やだあ、もう少しいてっ」


中腰になった俺に向かって
萌が身を乗り出して手を伸ばす。

身体を前に倒したせいで
大きめのパジャマの胸元から
中が見えた。

ブラもTシャツも身につけていない
真っ白な胸の谷間

背中を反らして
少し顎の上がったその姿勢

俺は
下半身が熱くなっていくのを
はっきりと自覚した

嘘だろ

勃っちまう


「もっとお喋りしたいー‥‥」


ちょっと眉を寄せた
上目遣いの表情

そんな顔
見たことない

そんな身体で
そんな顔するな

直視できない

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