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禁断兄妹

第15章 嫉妬‥‥暗い炎


話し終えて
少し息の上がっている自分に気がつく。

タバコを吸おうとしたら
指の間ですっかり灰になっていた。

俺はその辺にあった灰皿にフィルターを落とした。

見慣れない街並みを眺めながら
俺はその先に
萌の姿を想い描いていた。



お前は今まで通り幸せに暮らせ

お前には
それが似合う

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