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禁断兄妹

第3章 告白、そして指で‥‥



ぞくっと
胸が震える。

お兄ちゃんは何も言わず
目を細めて私を見つめている。

や、やだっ‥‥

慌てて下を向く。


「‥‥萌は、可愛いな」


お兄ちゃんの
フッという笑い声

私は息苦しさに耐えられなくなって
ソファから立ち上がった。

だめ

もう部屋に戻ろう

じゃないと
また

お兄ちゃんの前を通り抜けようとしたその時
腕を
掴まれた。


「!」

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