禁断兄妹
第17章 告白、そして指で‥‥ ※※柊side※※
「ぁう‥‥ッ!」
萌が顎を引いて
ピンと背筋を伸ばす。
「あん‥‥!や、やだあ‥‥ッ!」
尻を撫で回す俺の腕に萌は爪を立てるけれど
痛みを感じない。
血が出るほど爪を立てられたって
やめる気はない。
「萌のお尻、可愛い‥‥」
感じやすい萌は
ビクンビクンと身体を震わせる。
「あん‥‥ッ‥‥もう、やめ、て‥‥ッ」
腕を止めることを諦めた萌は
俺から逃れようと身体を揺すって
ばたばたと手足を動かし始めた。
「それで抵抗してるつもり‥‥?」
あまりにも稚拙な
可愛い動き
でも
少し邪魔かな
俺は思わず笑みを漏らしながら
背中に回していた左手で
萌の細い両手首をまとめ上げた。