禁断兄妹
第18章 犯されるって、言えば‥‥?※※柊side※※
俺の執拗な責めにも
萌は耐え続ける。
強く目を閉じ
握りしめた拳で唇を押さえる
上気して汗ばんだ
艶かしい横顔
「‥‥聞いてるよ‥‥う、ううん」
萌は身体をびくびくと震わせながらも
声は
目を閉じて聞いていればただ眠いだけなのかと思うほど
なんとか平静を保っている。
何も言わない気なの
「早く、帰って来て‥‥っ‥‥」
萌の言葉に美弥子が
寂しいの?とのんびり笑う声が
俺の耳にも聞こえた。
萌
それじゃ伝わらないよ
どうして助けを求めない
返事が遅い萌を眠たい為だと思ったのか
もう切るね、と美弥子が言った。