禁断兄妹
第19章 萌がイクまで、やめないよ‥‥※※柊side※※
「あああ‥‥ッ!」
萌の身体が
びくんっ、と跳ね上がる。
まるで俺自身を挿入れられたかのような反応に
俺まで全身に鳥肌が立つほど感じてしまう。
「萌‥‥俺の、萌‥‥っ」
深く指を入れないよう
理性のかけらを必死に繋ぎ止めながら
親指をクリトリスに押し当てて
強く責めたてる。
「や、あん!そんなこと、だめぇッ‥‥ッ!」
「だめ、じゃない‥‥イくって言えよ、萌‥‥っ」
俺は激しく指を動かしながら囁いた。
「ああーーーッ!!」
激しい責めに耐えきれず甲高く鳴く萌
ぴんと伸びた両足が
固く硬直したまま宙を泳ぐ。
「お兄、ちゃ、んっ‥‥もう、だめ、だめぇ‥‥ッ!」
強く閉じられた萌の瞳から涙が零れて
頬を伝った。
「愛してるよ、萌‥‥愛して、る‥‥っ」
俺はその涙に口づけた。
「わかん、ない‥‥っ、わかんないよ‥‥っ」
泣きながら
子供のように繰り返す萌
そうだね
こんな酷いことをしておいて
愛してるだなんて
「わからなくていい‥‥ただ、俺を感じればいい‥‥っ」
わかるはずもない
こんな最低な男の愛など
一生わかる必要なんて
ない