禁断兄妹
第5章 萌がイクまで、やめないよ‥‥
指を出し入れされながら
朦朧とする意識の中
思考がスローモーションになる。
さっきのお兄ちゃんの言葉が
何故か私の頭の中に響く。
───ごめん───
───処女膜は破らないから───
ごめんだなんて
さっきから一度も言わなかったのに
───犯されるって言えば───
お兄ちゃんはそう言ったけれど
犯す気なんて
ないのかも知れない
最後までする気は
本当はないのかも知れない
あの
熱くて固くなったお兄ちゃん自身で
私とセックスする気は
きっと
ないんだ