無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

吐息も鳴き声も失ったまま突き上がる胸
露になる白い喉笛

全ての弦がきりきりと限界まで張り詰められているような萌に
一息に沈めてしまったことに気づく。

根元まで埋め込んだ
獰猛なほど猛りきった俺自身

溢れる蜜ごと押し出そうとするかのようにうねり
きつく締まる肉襞に追い立てられて
荒い息を吐きながら半ばまで腰を引けば
それだけで快感に目が眩む。


「ン‥ッ‥‥」


引き抜かれる感覚に敏感に反応する萌
止めていた呼吸が艶かしく濡れた声と共に吐き出されて
すがりつくように俺の肩口を掴む両手に熱がこもる。

萌は汗に光る胸を大きく上下させ
狂おしく揺れる細い瞳を俺に向ける。

そこに映っている俺の余裕のない顔
思わず苦笑する。

先に弾け飛んでしまうのは
俺の方かも知れない。