無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「‥‥！！」


声にならない鳴き声に萌の喉が震える。

初めて味わうそこは
熱く滑らかで瑞々しい。

自身が感じる萌の中の感覚と重なって
俺を包む薄紅色の粘膜がひくひくと蠢いている様までこの目に見えるよう

全身が萌の内側に沈みこんでいるような快感に酔いしれながら
二度
三度
俺は繰り返し下半身と舌を押し回した。


「ンぅ‥‥ッ、んッ、ンッ‥‥！」


粟立ち痙攣が走る萌の肌

俺の肩を掴んでいた両手が手探りのようにがくがくと這い上がって
首を掻き抱かれる。

回される腕の強さに胸を焼かれて
膨れ上がる熱情のまま萌の片足を高く持ち上げた。

膝裏を肩に担ぎながら身を乗り出して
狂おしく引き締まる身体を
何度も深々とえぐる。


「んンーーッ！！」


俺の身体の下で弓のように仰け反る身体
奥底から湧き上がる甘苦しい喘ぎ声を余さず飲み干しながら
俺は円を描くような動きから次第に本格的な律動へと移行し
萌を前後に揺らし始めた。