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禁断兄妹

第2章 悪戯



カタン、と音がして
リビングのドアがゆっくりと開いた。

お兄ちゃんだ

でも
眠たくて起き上がれない。

静かに近づいてきたお兄ちゃんは
ブランケットの乱れを直してくれてるみたい

そしてソファの右端に腰を下ろした気配
ちょうど私の足の方


「萌‥‥」


お兄ちゃんの囁き声


「萌、こんなとこで寝て、風邪引くぞ‥‥」


そんな声が
聞こえた。

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