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「お嬢様。」

第9章 かぎ

ついたのは最近

セレブたちに人気のビルだった。

このあいだの定食屋から

この高級レストランがはいるビル。

蓮さんって行動範囲が広い!

「本日はフレンチです、お姫様」

新しい服を身にまとって。

「はい」

片手を差し出される。

あたしはそっと手をそこにおいた。

フレンチのお店の前に

案内人がいた。

「予約してた安西です」

「お待ちしておりました。

ご案内差し上げます」

微笑ましく迎えられる。

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