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「お嬢様。」

第11章 こくはく

「でも........無理強いしないよ」

あたしを考慮してくれる蓮さんは

やっぱり大人。

龍太郎さんはあたしの気持ちより

ただ、自分の感情をぶつけてきた。

そして

あたしは流されてしまった。

........あたしの意思だったのかな?

........それとも?

「蓮さん」

キッチンでお茶をいれる

蓮さんに声をかける。

「あたし、龍太郎さんを忘れたい」

切実に。

「抱いて........くれませんか?」

あたし、もの凄いこといってる。

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