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拓真「好きなのは誰？」

美鈴「…！？」


美鈴の頬に触れ
目でなにかを訴えた拓真
早くしないと香苗がお風呂から上がって
きてしまう
迷ってる時間は
なかった


美鈴「…」

拓真「誰？」

美鈴「…わかってるでしょう」

拓真「ん…」

美鈴「んっ、ん…ンッ」


覚悟を決め
自らキスをした美鈴
お互いの背中に腕を回し抱き合いながら
立っていられなくなるほどの
深く熱く
甘いキスを…


美鈴「ンッ、っ…んんっ…」

拓真「ん…！！」

美鈴「！！」

香苗「ふぅ～気持ち良かった」

美鈴「…」


だけど
幸せな時間は
そう長くは続かなかった
どんなに名残惜しくても香苗が戻って来
た以上
行為を続けるわけには
いかなかった


美鈴「…」

香苗「美鈴、お風呂空いたわよ」

美鈴「えっ？あぁ、うんっ」

香苗「…」