無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

奥田「ほらっ、今夜は僕のおごりだから
遠慮しないで食べて飲めよ」

拓真「ありがとうございます」


居酒屋のカウンターで
隣同士に座り楽しくお酒を飲んで食べた
出会った頃は教師と生徒だった二人
だから今こうして
一緒にお酒を飲める事が不思議で
嬉しかった


奥田「奥さんどんな人だ」

拓真「普通の人ですよ」

奥田「愛してるか？奥さんの事」

拓真「まぁ」

奥田「そうか、僕はてっきり義理の妹に
惚れてると思ったけどな」

拓真「…」

奥田「図星か？」

拓真「最近よく考えるんです、もし香苗
奥さんと結婚してなかったらって…最低
ですよね…」

奥田「今ならまだ間に合うんじゃないか
色々と…」

拓真「奥田先生…」

奥田「経験者だからな、その手の」

拓真「…」

奥田「明日、校長に頼まれて演説会する
から、ちゃんと聞きに来いよ」

拓真「テーマは？」

奥田「為になる、ありがたい話だよ」

拓真「期待してます」