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拓真「お疲れ様でした、お疲れ様、失礼
します」


予定の時間より
二時間も遅れてしまい
急いで待ち合わせの店へ向かった拓真
念の為
学校を出る前に
もう一度電話をしようと
奥田先生の携帯に電話をかけた時…


拓真「あっもしもし、今から出ますから
もう少し」


だけどその電話に出たのは
奥田先生ではなかった

出たのは…


救急隊員『もしもし』

拓真「えっ？あの、この携帯…」

救急隊員『奥田輝さんの携帯電話ですが
奥田さんは今、救急車で病院に搬送途中
です』

拓真「病院に…搬送って…」

救急隊員『事故に巻き込まれて大変危険
な状態です、早くご家庭に連絡を』

拓真「奥田先生…」

救急隊員『もしもし？もしもし？』

拓真「…」


頭が真っ白になり
携帯を床に落としてしまった拓真
携帯を拾う事も出来ず立ってるのがやっ
とで
しばらくの間
一歩も動けなかった