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それでも好きな人

第19章 真実



看護婦「先生、出血量が多すぎて」

医師「他の病院に連絡して輸血のストッ
クがないか確認して」

看護婦「わかりました」

香苗「あの」

拓真「彼女の実のお姉さんです、血液型
も彼女と同じです」

香苗「輸血が必要なら私の血を使ってく
ださい」

看護婦「先生」

医師「念の為、血液検査をお願いします
案内して」

看護婦「わかりました」

香苗「…」


念の為
血液検査を行った香苗
もちろん美鈴と同じ血液型だった為
すぐに香苗の血が美鈴の体へと輸血され
そのおかげで
命の危険は回避された


美鈴「…ん」

拓真「気がついた?」

美鈴「拓真…さっ…えっここは?」

拓真「病院だよ」

美鈴「病院…あっお姉ちゃ…お姉ちゃん
は?」

拓真「隣にいるよ」

美鈴「隣…痛っ」

香苗「…」

美鈴「…お姉ちゃん」


足に激痛が走り
起き上がる事は出来なかったが
隣を見ると点滴を受けながら眠る香苗が
いた


拓真「香苗が助けてくれたんだよ」

美鈴「お姉ちゃんが…」


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