テキストサイズ

それでも好きな人

第4章 告白



ガチャ(ドアが開く音)


美鈴「!?」


その日の深夜
ノックもなくドアが開き
誰かが美鈴の部屋に入って来た
もちろんそれは…


拓真「美鈴ちゃん、起きてるでしょう?
後で行くって約束したもんね」

美鈴「…」

拓真「美鈴ちゃん?」

美鈴「…」


本当は起きてる
すれ違いざまに拓真から

「後で部屋に行くから続きはまた…」

そう言われ
胸をドキドキさせながら
拓真が来るのを待っていた自分
だけどここで受け入れたら自分は香苗を
裏切る事になり…


美鈴「…」

拓真「美鈴ちゃんは僕の事、嫌い?」

美鈴「…」

拓真「嫌いなら嫌いでいい、だけどもし
望みがあるなら…!?」

美鈴「…」

拓真「僕を受け入れてほしい…」

美鈴「…」


肩に触れ
美鈴の返事を待つ拓真
拓真に触れられた場所から熱が伝わり
胸のドキドキが止まらなくなり
ついに美鈴は…


拓真「…!!」

美鈴「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ