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理由。

第1章 スタート



とたんに聡が動いた。

悠のおなかに、いかにも痛そうな蹴りが入った。
「ぐっ…」
「悠っ!?」
状況が飲み込めない亜衣の声。

その場に膝をついた悠の横を聡がすり抜けた。


「亜衣ッ」

「うっ…」
亜衣のみぞおちに衝撃。
悠の声も遅く、
聡に抱えられ亜衣はぐったりとしていた。


「じゃぁね、悠。」

楽しそうに笑い
聡は亜衣を連れ去った。


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