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華のしずく~あなた色に染められて~

第29章 【剣(KEN)~華のしずく~】 決意

「おやぶ―」
 浅太は言いかけて、舌で上唇をなめた。無意識の中にしている仕草のようだ。困惑した時、浅太がこんな風にすることを、幼いときからいつも一緒にいた龍伍はよく知っている。

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