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華のしずく~あなた色に染められて~

第8章 【雪の華~華のずく~】 三

「羽柴さまは真に男気のある、ご立派なお方にござりました。あの方なればこそ、この動乱の世に天下統一という偉業を成し遂げられたのでござりましょう。お徳さま、あなたのお父君は武将としても殿方としても第一級の、秀れたお方にございます。あのようなご立派なお父君のことをゆめ、お疑いなさいませぬように」
「はい、お言葉、ありがたく胸に刻んでおきまする」

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