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華のしずく~あなた色に染められて~

第16章 【夢のなか~華のしずく~】 光の祈り人

「孤児院?」
 秀吉の不思議そうな顔に、千都が頷く。
「そう、身寄りのない子どもだけでなく、お年寄りたちに食べ物や眠る場所、安心して暮らせる家を提供する施設のことよ」
 秀吉は勢い込んだ。
「そのようなものなら、俺が領主に頼んで建てさせてやろう」
 が、歓ぶかと思った千都は、大きく首を振った。

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