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華のしずく~あなた色に染められて~

第19章 【花紋~華のしずく~】 二

 麗子は怯えの色をその瞳に浮かべ、信斉を見つめた。
「まさか、また、こんなところで逢うとは思うてもみなんだ」
 信斉のねっとりとした視線が自分の身体に向けられているのが判り、麗子は凍りついた。

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