
幼なじみはドSで超エッチ
第10章 10,愛する人へ
この封筒は俺が七海宛に書いたやつ…
読んだのか…。
別に読んでもよかったんだけど…
なんか恥ずかしいな…。
すると七海が目覚めた。
「七海…おはよ…」
「おは…って力哉っ!?」
声でかっ…
傷口に響くんですけど…。
「本当に力哉?」
何を聞くんだ…。
「そうだけど?」
七海は泣き出した。
ってえー…
なんで泣くんだよ…。
俺、泣かせるようなことした?
おいおい……。
「ちょっ…泣き止めって!!」
「だって力哉が…力哉が生きてる…」
「あぁ…わりぃ…心配かけて……」
「本当だよ…もう死んじゃうかと思った…」
俺、そんなに危なかったんだ…。
でも七海を守りたかったから……。
