
幼なじみはドSで超エッチ
第12章 12,文化祭当日
ヤンキーは私の腕から手を離し、少し力哉とにらみ合ってからどこかへ消えてしまった。
はぁ…怖かった……。
「七海…大丈夫か?」
「うん…大丈夫」
「嘘つくなよ…」
力哉は私の頭を撫でてくれた。
優しい…。
優しすぎるよ……。
「なぁ椎葉ぁ…俺、七海と回りてぇんだけど?」
「あーいいよ!!」
「サンキュー♪」
力哉が男子のクラス委員の人に言った。
力哉と回れるの?
ヤッター!!!
「よし…行くぞ!」
「うん…」
「ほら…」
力哉が私の前で左手を差し出す。
繋げってこと…だよね///
私は力哉の手を握った。
「迷子になんなよー」
「なんないからっ!!」
からかってくるけど、これも力哉の優しさだよね…。
