
幼なじみはドSで超エッチ
第15章 15.卒業旅行
☆力哉Side
俺は今、バスの中。
隣には七海が座っている。
そう。
俺たち3年は卒業旅行に行く。
修学旅行とはまた違う。
「楽しみだね♪力哉…」
「おう…そうだな」
七海が笑顔で言う。
その笑顔反則なんですけど…。
「力哉…お菓子ちょーだい!!」
「断る…」
「えぇーケチぃ…」
誰がお前にやるかよ…。
お菓子を催促してきたのは航平。
航平は俺たちの前の席。
後ろなんかに座るんじゃなかった…。
「ねぇ力哉…お菓子ちょうだい?」
「いいぞ♪」
「そりゃねぇよ…力哉ぁ」
いやいや…
七海に言われたらあげるし…。
って言うか七海は特別だし。
俺は七海にあめを渡した。
「ありがとう♪」
と言って受け取ろうとするが、俺は手を引っ込める。
