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☆力哉Side


俺は今、屋上にいる。

その隣には七海、航平もいる。


そう。
今日は航平が桃代に告白する日。

俺の横で緊張している航平。
こっちまで緊張するじゃねぇか…。



｢おい…緊張しすぎだ…｣


｢だってよ俺告白すんの初めてだし…｣


｢そうなの？航平くん｣


｢うん……｣



あーそうだったな。
こいつ好きなやつできてもコクらず終わるパターンだしな。

こいつに恋とか似合わねぇし…


｢似合わねぇってひでぇな…｣

は？
こいつ俺の心読みやがったな…。

航平の野郎…。
いつの間にエスパーになった？




桃代ってやつは七海が呼んでおいたらしい。

｢なぁ七海…来るの遅くね？｣


｢うん…私、見てくるー｣

と言いながら七海が行こうとしたとき、屋上のドアが開いた。


━ガチャ……。