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いつまでも、何年経っても切なくて

第11章 真っ直ぐな想い

次の日、宮本にどんな顔して会えばいいのだろう
そう思いながら登校した


教室に入ると宮本は私の席に座って
後ろの席の華とおしゃべりをしていた。


良かった...いつもの朝の光景だ...


そう思って自分の席に近付いた。
私に気付いた二人はいつも通り「「おはよー」」
と言ってくれた。


だけど...宮本は自分の席に戻らない...


それに気付いた華は
「ちょっと宮本、自分の席に戻りなさいよ」
と言ってくれた。


すると宮本は
「俺は図太いんだよ」と言った。


え?と思っていると


今度は私の方を見てもう一度
「俺はお前が思っているより図太いんだからな」


と言って自分の席に戻っていった。


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