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いつまでも、何年経っても切なくて

第21章 信じてる

達ちゃんはその夜ベッドの中で
私を抱き締め私の髪を優しく撫でながら


「そーいえば、幼なじみの彼らに

俺のこと話してくれた?」


そう聞いてきた


『あっ、うん...』



「今度会ってくれるって?」



『あっ、ごめん...

そこまでは聞けなかったの』



「どうして?」



『...なんか...恥ずかしくて...』




「そっか、何か残念」

達ちゃんは寂しそうな顔をした



「莉子?」



『何?...』



「もしかして、



俺を


彼らに





会わせたくない理由でもある?」

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