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いつまでも、何年経っても切なくて

第22章 本当の気持ち

俺はよく独占欲が強い、束縛しすぎ
そんなことばっかり言われてただろ?


俺はちっともそれが悪いことなんて
思ってなかった


そんなの俺達がいいと思ってたら
直す必要はない


寧ろ、余計なお世話だと思ってた




だけど、


莉子がアイツとキスをした頃から
考えが変わったんだ


俺が莉子を縛りつけてきたことによって
莉子の自由を奪った


俺は自分に責任を感じて
莉子と別れた


莉子が好きすぎて狂いそうだったから
俺は心を閉ざしたんだ


莉子の姿を見るだけでも辛かった
だから窓もカーテンも閉めた



莉子のバイト先がつぶれた時
俺は就職をやめて莉子の傍にいたかったよ


莉子が心配で心配で
たまらなかった


離れることを決めたのは俺なのに
莉子が倒れた時もすぐ会いに来てしまって

俺も弱かったんだ

結局は会えなかったけど


やっぱり莉子が好きだって
再確認することになったよ


莉子と離れたことは
俺自身への試練だった


自分に納得できるまでは
一人で頑張ろうと思った


やっと自信がついて莉子とやり直すために
こっちに戻ってきた


そしたら莉子に恋人が居たんだ...


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