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いつまでも、何年経っても切なくて

第4章 俺だけのもの

「俺、すんげー幸せ」


そう言って私を抱きしめる愛しい彼氏様。
でも、痛い思いさせてごめんな、って優しく髪を撫でる。


首を横に振る私。


「ずっと一緒にいたい...何年先も...」


首を縦に振る私。


そんな私を見て少し哀しげな顔で フッ と笑う響。


「不安なんだ...


高校に行ったら


莉子がいろんな男に目、付けられて


嫉妬に狂う俺が安易に想像できる。」


なんて急に言い出した。

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