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アナタにお仕えします!

第5章 怖くて仕方ない

ご主人様は私を抱き上げ、涙を吸い上げながら、お風呂場に向かわれました。

スーツを脱ぎ捨て、露わになったご主人様の裸体。本当は脱いで欲しくなかった、そんな天の邪鬼な思いは伝わらず、独りで震えました。

そんな怯える私を気にせず、ご主人様はお湯が蓄えられた湯船を一緒に入られてしまいました。

後ろから抱かれる体勢で、目の前は、怖くて見れません。

「目を開けていろ。何も見えないはずだ」

ご主人様の命令には逆らえず、恐る恐る目を開けると、照明が消えていて何も見えません。最初から消えていたのかもしれません。

「痴漢に遭ったのだろう」

何で知っているんですか?ご主人様は学校にいたはずなのに。

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