散りゆく花
第3章 真実
――
ある星空がきれいな夜、2つの影が交じり合っていた。
『あっ、あん、やめ…、美紗が、起きちゃうわっ、んっ。』
グチュグチュズチュヌチ
ギシギシギシギシ
『最近してないんだからいいだろ。それともしたくない理由でもあるのか?』
問いかけながらも腰を降り続ける影。
『そんなっ、わけな、い…あっ、んぅ、じゃない、あんっ』
ズチュズチュグチグチュッ
卑猥な音に気づいたのかもう1つ小さな影が動いた。
『ママ…?』
8歳といえど何も知らない純粋な影。
『美紗起きたか。こっちにおいで。』
『パパ…?ママおかしいよ?病院行かなくちゃ。』
『大丈夫だよ、美紗。お前もそろそろセックスができる年だろう?今日はお前も一緒にしないか?』
『やめて…。あなた何を言ってるの。美紗は私たちの…』
バシンッ
言い終わる前に頬を叩かれた影。
『…子どもだって言いたいのか!?ふはは。ふざけるな。どうせお前の不倫した男の子どもだろう!?』
『美紗の前でやめてよ…。』
小さな影はただただ震えるだけだった。
――
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