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そんな物語

第4章 どうして学校に来ないの?

放課後

帰宅部の私は

教室から

まっすぐ

自転車置き場へと向かった





荷物を

かごに入れていたとき




向こうから

藤井君が


歩いてきた





あ・・・

藤井君だ





ほとんど

話したことはないけど




あいさつくらい・・・





そう思った私は

私の横を

藤井くんが
通り過ぎる
その瞬間に


声をかけた




「藤井くん・・」




「・・・・・」




藤井君は
ちょっと驚いた顔で
足をとめた




「あ、あの・・

さようなら」




「さ・・さ、さようなら・・」





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