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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第4章 Confusion(混乱)

「愛奈の教室はどこ?」
「後ろのB棟の四階よ」
 愛奈は拓人の方は見ないで口早に応えた。
 拓人は訝しげに眉を寄せている。
「どうした? 顔が紅いぞ。熱でもあるのか?」
 いきなり手を伸ばして頬に触れる。その刹那、少し前方でキャッーと歓声が上がった。愛奈が恐る恐る声のした方角を見やると、先刻の一年生女子たちがまだ同じ場所にいて、愛奈たちの方を指さして囁き交わしていた。

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