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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第4章 Confusion(混乱)

 父の突然の逝去で、当時、私立高校三年だった拓人が代表取締役に就任し、その補佐には亡父の秘書だった男が付き、後見人はまだかくしゃくとしていた大叔父―つまり父の叔父に当たる男が副社長として付くことになった。
 しかし、弱冠十八歳の少年は最初から補佐も後見も必要なかった。当初はお飾り社長になると誰もが思っていた高校生は自分から十指に余る傘下企業を擁するアークコーポレーションの経営に乗り出した。

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