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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第4章 Confusion(混乱)

 優しい声。たぶん、自分は今日のこの別れを永遠に忘れないだろう。彼のやるせなさそうな顔を、唇に感じた優しい温もりも背中に回された確かな手の感触も何一つ忘れない。
「北海道に行っても、サッカーは続けて。私は反町君のゴールを決めるときの姿をひとめ見て、それで好きになったの。だから、遠くに行っても、大学へは行かなくても、どんな形でも良いからサッカーは続けて欲しい」
「判った。ここで約束する」
 彼は微笑んで愛奈の前に小指を差し出す。その指に愛奈が自分の指を絡めた。

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